施設案内
1F
1階フロア
玄関
玄関
西側中央の玄関は、正面が帳場となっており、通常客はこの玄関より入りました。北側には、家人が使用する玄関(通用口)があります。
帳場
帳場
和風の造りで、埼玉県の中山道沿いに並んでいた商家のスタイルを残しています。神棚が設けてあり、土間の床に飛び石四半敷タイル、腰壁には黒漆喰、天井は折り上げ格天井となっています。ここで客を迎え商売がなされました。
玄関ホール
玄関ホール
綠甲板張りの床、壁は白漆喰であり、階段は折り上げ敷きで3階まで続いています。
応接室
応接室
正面玄関の左脇、北側通用口に接して配置され、少人数やちょっとした来客への接待はここで行われました。中心飾りのついた格天井の内装になっています。
食堂
食堂
帳場の後側の部屋は、家人たちが昼食をとるための食堂として使われていました。
土間・勝手口
土間・勝手口
南端部には台所、土間、風呂があり、その2階はかつて使用人部屋となっていました。
仏間・次の間・座敷
仏間・次の間・座敷
昭和10年に新たにつくられた数奇屋造りの迎賓施設の1階で西から10畳の仏間、12畳の次の間、14畳の座敷に分かれています。なかでも奥の座敷は、本格的な書院造りで、床の間の木框は黒漆、天井は屋久杉で、桐の欄間や額は松林桂月作の水墨画が用いられています。貸室のご案内日本間と茶室は、茶会をはじめ、短歌・俳句の会等様々な催し物にご利用いただけます。貸室の詳細につきましては、「利用案内」をご覧ください。
手洗い袴脱ぎ便所
手洗い袴脱ぎ便所
和館1階の東端に設置されている便所は、手洗いの部屋が広く、袴脱ぎの部屋が併設されています。和装による接客を意図してつくられています。
2F
2階フロア
2階展示室
蔵洋館内部の北側には、貴重な家財道具の保管のために蔵がつくられており、それぞれの階で接続しています。近年は居間として使用されていましたが、火災に耐えられるように石や鉄が使用されています。
常設展示「旧田中家住宅 人・歴史・技術」住宅を建設した四代目田中徳兵衛。旧田中家住宅のデザイン上の特徴や設計者である櫻井忍夫についてパネル展示を行っています。
書斎
書斎
主人の書斎としてつくられた部屋です。菱形の中心飾りを持つ折り上げ格天井となっています。
広緑・座敷・次の間
広緑・座敷・次の間
本格的な数奇屋風書院造りの和室で、接客機能を併せ持った部屋です。天井は屋久杉、木框は黒壇が使用されています。
次の間 和室
次の間 和室
和館の2階の14畳の和室は、書院が設けられ、床の間は木框は赤漆、床柱に檜のしぼり丸太を用い、建築にたずさわった木挽工の技術の高さがうかがえます。
3F
3階フロア
大広間
大広間
迎賓を目的とした大広間で眺望を重視して3階に設置されているのが、この建物の特色となっています。窓からは味噌醸造蔵、芝川、荒川、晴れた日には富士山が眺められたといいます。イオニア式のオーダーを西側隅部に飾り、中心に花弁飾りのついた漆喰天井があり、ジョージアン様式を基調としています。
3階展示室
3階展示室
常設展示「上田一味噌の醸造」旧田中家住宅が所在する南平地区では、良好な大麦が採れたこと、良質な水に恵まれていたことなどから、江戸時代末期から昭和50年代まで麦味噌の醸造が盛んで、本市の重要な地場産業でした。こちらのスペースでは当時の味噌醸造の課程について紹介しています。
控室
控室
洋館正面の最上階に位置する控え室は、大広間で接客される客人が休憩し、また彼らが逗留することも考えつくされた部屋です。
庭園
庭園
庭園
庭園
庭園
昭和48年の改修工事で、味噌醸造蔵の跡地につくられた池泉回遊式庭園です。和館や茶室から眺められるよう配慮されており、立派な池、枯山水、州浜、灯篭、手水鉢などを配し、建物の重厚さをさらに際立たせています。
茶室
茶室
茶室
茶室
茶室
昭和48年に、京都から職人を呼び寄せ、一部味噌蔵の建築材を用いて造られたといわれています。8畳と小間の二つの茶室、立札が行えるホール等があります。貸室のご案内茶室と和館1階日本間(37畳)は、茶会をはじめ、短歌・俳句の会等様々は催し物にご利用いただけます。貸室の詳細につきましては「ご利用案内」をご覧下さい。

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